NPO法人 シニアのための市民ネットワーク仙台

 わいわい句会は初心者中心の俳句会です

 

 「わいわい句会」はシニアネット仙台「一番町サロン」にて賑やかに開催しています。ほとんどの参加者は俳句の初心者で、現在は20名で活動しています。

 外部講師の指導を時折り仰ぎ、四季折々を感じ合ったり、互いの作品を評価し合いながら俳句づくりの向上を図っています。

 

平成27年仙台七夕、鐘崎蒲鉾店の竹飾り
平成27年仙台七夕、鐘崎蒲鉾店の竹飾り

活動風景

最近の俳句ブームで会員が増えました。自由題材の二句を発表し互いに評価しています。いつも笑いありの楽しい会です。



2025年2月の句会より

 

手の平に溶けてひとひら花弁雪  いつつばし

大寒や就任式の怪気炎      島文庫

枯木立下に臥龍の緑あり     漁市

枯れそめし山茶花我れも風に耐え 風輝

それぞれに辞儀に癖あり入彼岸  泉水

行く人も降り積む雪の景となり  

春節に訪はるが嬉し魯迅の碑   ぽぷら

初売りのカランコエ咲きティータイム 洋水

どんど焼あまたの祈り空焦がし  秋桜

笊川や抜き足差し足冬の鷺    武甲

失せものはどこかにあるさ春おぼろ 大丈夫

何さがす春の雪野に猫一匹    十桝   

丸田沢丸く可愛いねこやなぎ     林道

吾子達は冬の真ん中大はしゃぎ  寿々

初場所や観客沸かせた巴戦    扇子

黙々とただ黙々と雪をかく    

晩学や地酒みやげに謡初     翠風

 

2025年1月の句会より

 

暗闇にサイレン響く年の暮  翠風

小春日や窓辺の読書夢誘う  いつつばし

白蛇の眼の如し初茜     島文庫

落ち葉掃く音乾きたる竹箒  漁市

鏡池鴨恬然と水面割る    風輝

住所録カ行とサ行大根炊く  泉水

二人連れ少し目深の冬帽子  

湯湯婆や妣の来し方思ひをり ぽぷら

八十路なり日にかざす手や波の音 西三十

蛇口より新年の水顔に受く  きぼこ

老いてなほ誓ふ思ひや初日記 洋水

満天の星降る里や寒の入り  秋桜

我未だ八十三か初鴉     武甲

かたわらに胃薬歳時記漱石忌 大丈夫

年明ける血圧正常天気晴れ  十桝

想定外何か忘れる師走かな  林道

白菜のれーすもようや鍋の友 寿々

七草の粥に息災願い炊く   扇子

正月も帰省できぬとLINEあり  玲